平成31年3月11日、12日の2日間にわたり、境町議会予算特別委員会にて、平成31年度の予算を審議していただきました。
平成31年度は、「命と健康を守り、住んでいる人にやさしい」 政策を進めるため、移住・定住政策のさらなる充実、子育て支援、企業誘致、東京オリン ピック・パラリンピック施設整備、健康寿命の延伸、防災対応、冠水対策、教育に重点を 置いて、町民が幸せを感じ、選ばれるまちづくりに全力で取り組んでまいります。
(財政見通し)
また、財政再建につきましては、将来負担比率は、平成 25年度の184.1%から平成 29 年度は127.6%へ、さらに平成30 年度は 108%程度に改善される見込みでございます。
町の借金である町債残高の総額も、平成25年度の171億9,024万円から平成 29年度は155億5,197万円へ、平成30年度は152億6千万円程度へと改善され、私の就任当初からこの5年間で約19億円削減する見込みとなっております。
さらに、平成31年度の財政の見通しですが、重点事業として取り組む東京 オリンピック・パラリンピック施設整備事業等により事業費は増えますが、基金を活用 して町債の発行を抑制することにより、将来負担比率は103%と改善する見込みであり、引き続き将来負担比率の県内ワースト1位脱却に向け、財政の健全化を図ってまいります。
(予算)
境町の平成31年度当初予算につきましては、国の地方財政対策などを踏まえるとともに、財政健全化を総合的に勘案しながら編成いたしました。
歳出につきましては、社会資本整備総合交付金を財源とした東京オリンピック・パラリ ンピック事前キャンプ施設となる多目的運動公園整備等により、都市計画費へ前年度当初 予算比223.5%増となる16億3,990万円を計上いたしました。また、ふるさとづくり基金からは8億 9,772万円を繰り入れし、移住定住、子育て支援、健康寿命の延伸などの新規事業へ重点的に配分をいたしました。この結果、平成31年度一般会計予算の歳出総額 は、境町の当初予算として過去最大となる125億8,100万円となっております。
これに対して、歳入につきましては、町税は前年度当初予算比 0.6%増の 35億195万円、特に法人税割については、前年度当初予算比 3.1%増の2億6,964万円、固定資産税については、前年度当初予算比 0.3%増の17億621万円を計上いたしました。ふるさとづくり寄附金につきましては、ふるさと納税は前年度当初予算と同額となる10億円、企業版ふるさと納税は1億3,500万円を予算計上いたしました。ふるさと納税は、本年度決算見込み額57億円よりも大幅に減少しておりますが、予算執行に影響がでないように努めてまいります。
さらに、国庫補助金関係についても、後年度における起債の交付税措置やふるさと納税を併せて活用することにより、今後の町民の負担が増えない方策をとってまいります。
また、特別会計は6会計で、前年度当初比 1.6%減の66億2,440万円となっており、一般会計、特別会計の総額は、192億540万円となっております。
(審議結果)
平成31年度の予算については、予算特別委員会では、全会一致で可決をいただきました。委員の皆様には、慎重審議をいただき、ありがとうございました。